−閉館ユースホステルを生かし夢づくりの場に−

「森の隠れ家」つるおかユースホステルの再開はなにげない一本の電話から始まった。「もしもし、鶴岡の菊池と申しますが、鶴岡ユースホステルの現況についてお伺いしたいのですが?」、「江釣子と申します。鶴岡ユースホステルは現在閉館しているのですが、ペアレントとして運営したいのですか?」。
私にとっては想像以上の反応であった。これがきっかけとなり、鶴岡市三瀬海岸、気比神社そばの小高い丘に位置する収容人数六十名、総面積800uにもなる「つるおかユースホステル」が再開にむけて動き出すこととなった。
電話に最初に出られた江釣子氏は、(財)日本ユースホステル協会の部長で、鶴岡ユースホステルの最初のペアレント(管理人)でもあった。
このユースホステルは三年前まで(財)日本ユースホステル協会直営であったが、来客者の減少で経営が成り立たなくなり、閉館に至った。さかのぼると、このユースホステルが建設された約三十年前には若者が日本国内を巡り、地域の自然や歴史、社会を学び、体験する「旅」が盛んであった。
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