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奥羽山脈を水源とし流れる清流最上小国川

豊かな自然環境を守りながら【簗】
簗漁は、伝統的な鮎漁の一つで、産卵に向かって川を下る鮎の習性に基づいて考案された漁法であり、古くは弥生時代にまでさかのぼるといわれています。

簗の構造
川を堰き止め水流を3~4間幅位の一ヶ所に集め、スノコの上に落とし、下る鮎を受ける仕掛けで「待ち」の漁です。鮎は産卵の頃になると一度に大量の鮎が簗に落ちてきます。それをこの地域では「落ち鮎」と呼んでいます。卵や白子を持っており、違った食感と香りが楽しめます。

簗にあるもう一つのやくめ
この簗は、鮎漁をするばかりでなく、河川の清掃を行う役目も行っています。簗を張っている時期は、鮎漁と同時にゴミも拾います。それ以外の時期は、定期的に流れてきたゴミを拾っています。全国的にも類にない試みとして注目されています。