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地元米中心で純米酒100%醸造の酒蔵になりました

純米大吟醸 鯉川 亀の尾100%
純米大吟醸 鯉川 亀の尾100%

明治26年に庄内町の阿部亀治の手によって誕生した「亀の尾」は、現在の米のルーツ米として知られています。食用の「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ササニシキ」「つや姫」、そして酒造好適米の「五百万石」「美山錦」「出羽燦々」など多くの有名銘柄をその子孫として生み出しています。

しかし、この「亀の尾」は昔の米なので減農薬栽培や無農薬有機栽培でしか作ることが出来ず、現代の農法には合わないため、殆ど生産されなくなってしまった時代がありました。

昭和56年、阿部亀治のひこ孫阿部喜一氏から本物の「亀の尾」種籾(たねもみ)を譲り受け、佐藤隆杜氏が自ら復活栽培を始めました。

亀治好日 純米吟醸
亀治好日 純米吟醸

地元で生まれた米。その米で醸した酒は格段にうまいと言い伝えられる幻の米。わずかな種籾からの栽培で大変な苦労を繰り返し、昭和58年、とうとう亀の尾100%の純米酒を仕込むことが出来ました。

先代は「幻の米」という話題性ではなく、「地元で生まれた米」で造ることを追い求め、それは現在にも引き継がれました。

そして平成28年、地元米中心で純米酒100%醸造の酒蔵になりました。このような酒蔵は、山形県53酒蔵で3番目となります。

平成20年秋の東北清酒鑑評会「純米酒の部」で「亀の尾」純米大吟醸が優等賞を受賞しました。「亀の尾」での受賞は業界初の快挙で、大きな自信に繋がりました。

近年では、2008、2010、2012、2013年に全国新酒鑑評会金賞受賞、2014、2015年は入賞受賞、そして2016年は念願だった純米大吟醸で金賞を受賞しました。
平成28年12月、日本酒としては全国で初めて県単位で地理的表示「GI 山形」が指定されました。地元米100%の純米酒は、その中心的存在であろうと考えております。

「地域の農業と共に繁栄できる酒蔵でありたい」
生産者と共に協力し、やりがいを持って米作り、酒造りに打ち込んでいくための環境づくりも特に大事です。

地元の素材で、地元で飲んでもらえる酒をこれからも長く作り続けていきたいと思っています。