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限りある資源を守るために

 限りある資源を守るために…



 20世紀、私たちは大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムの下で、豊かな暮らしを実現しました。しかし、その一方で、地球上の限りある資源を浪費するとともに、大量のごみを産み出し、焼却によるダイオキシンの発生や最終処分場の逼迫による不法投棄、さらには地球温暖化問題など様々な環境問題を引き起こし、このままでは持続可能な発展(Sustainable Development)は望めなくなっています。


  21世紀、私たちはライフスタイルや経済活動を早急に見直し、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷が低減される社会「循環型社会」を構築する必要に迫られています。


 したがって、循環型のシステムをつくるということは手段であって、目的は、持続可能な社会をつくることにあります。それから、法律(循環型社会形成推進基本法)では、立法制約上、廃棄物の循環のことしか書かれていませんが、循環型社会は、社会という以上、水も食糧もエネルギーも、それから産業や雇用まで、社会を構成する要素すべてに関連し、それらをすべて含んだものです。

           

リサイクルの種類

リサイクルの目的

リサイクルの目的は、資源の循環利用により石油など限りある資源を節約し、また環境への負荷を出来る限り低減することにより、最終的には循環型社会を目指し、廃棄物そのものを削減していくことです。

代表的なリサイクル事例として、使用済みとなった塩ビパイプから新たな塩ビパイプをつくることが挙げられます。このようなマテリアルリサイクルに限らず、現在では不用品や廃棄物となったものを再度資源として利用する全ての方法を、リサイクルと呼んでいます。廃プラスチックをマテリアルリサイクルしてプラスチック原料とすることは、技術的にも経済的にも必ずしも容易ではありません。無理にリサイクルしようとすれば、逆に資源が浪費されたり環境負荷が増加することもあります。リサイクルには様々なアプローチがあり、マテリアルリサイクル以外に、フィードストックリサイクルやサーマルリサイクルがあります。したがって廃プラスチックの状態や状況を考え、新たな資源投入や環境負荷が抑えられるか、また社会的コストが低いといった視点で適切なリサイクル手法を選択することが重要となります。

①【マテリアル・リサイクル】

廃棄物を溶融して二次製品を成形したり、破砕粉砕し

直接または他の物質と混合して利用する方法

②【ケミカル・リサイクル】

プラスチックの油化など、化学反応により物質をガスや油に

変えるなど。変化した状態で再生利用する方法

③ 【サーマルリサイクル】

廃棄物を燃焼してボイラーで発生した蒸気や廃熱を利用して、

熱源として使用、または固形燃料や発電を行う方法