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健康の秘訣は「軟らかい血管」


ねもとクリニック
根本 元 先生
ねもとクリニック院長
根本 元(ねもと・はじめ)
山形大学医学部を卒業後、山形大学医学部第2外科、秋田組合総合病院外科、沖縄県南部病院外科などを経て、長井市立総合病院外科部長。
平成10年ねもとクリニックを開院。医学博士。
FMラジオモンスター「ラジオクリニック」のパーソナリティも勤める。


ねもとクリニック/内科・外科・循環器科・心臓血管外科・健康診断
生活習慣病相談・動脈硬化検査・漢方相談
〒990-0021 山形市小白川町4−8−13
TEL:023-628-5656  FAX:023-624-2363

 「ヒトは血管とともに老いる」ウィリアム・オスラー(1849〜1919)という言葉をご存知ですか?言葉のごとく、人は年齢を重ねるごとに血管が硬くなり老化していきます。この老化現象は、血管壁が硬くなって弾力性を失い、劣化したり詰まったりすることで現れ、いわゆる動脈硬化と言われています。
 血管は人間の体の隅々まで張りめぐっていて、動脈、毛細血管、静脈の総延長は、約十万kmにもなり、地球を二周半するほどの長さです。動脈は、酸素と栄養を運搬し、細胞を生かす命の管です。動脈が詰まると、詰まった臓器は壊死に陥ります。脳血管が詰まると脳梗塞、冠動脈が詰まると心筋梗塞になるのです。
 動脈の壁は、内膜、中膜、外膜の三層構造からできています。動脈硬化は、一番内側の内膜を構成する内皮細胞に障害が生じることから始まります。その障害の原因となるのが、高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満といったいわゆる生活習慣病であり、これらを管理することこそが、血管をいつまでも弾力のある状態に保つことにつながります。動脈硬化を遅らせることこそが、究極の長生きの秘訣であるといえます。
 動脈硬化を診断する方法には、血管造影法、CT、MRIなどの検査があります。最近ではより簡単でクリニックレベルでも評価可能な方法として血管エコーで血管壁の厚さや性状を調べたり、新しい方法として脈波伝播速度を測定して動脈硬化度を調べたりすることもできるようになりました。一度あなたの血管年齢、動脈硬化度を調べてみてはどうでしょう。
 それでは、軟らかい血管を保つためにはどうすればいいのでしょうか。まず塩分を減らしましょう。大変ですが、現在一日11〜12g摂取している塩分を、6g未満まで下げられたら理想的です。また、運動も大切です。ウォーキングのような有酸素運動を毎日三十分、もしくは一時間以上の運動を週二回以上行いましょう。適性体重の維持、野菜果物の摂取も大切です。アルコールは日本酒で一合を目安に節制し、そして禁煙です。これらの生活習慣の項目を修正することにより、「軟らかな血管」を保つことができるといえます。
 まだ間に合います。あせらず、ゆっくり心がけていきましょう。


動脈硬化検査



わずかな検査時間ですみます
実際の測定にかかる時間はわずか5分程度です。
血圧を測るのと同じ感覚です
検査は、血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられます。
両手、両足首の4箇所の血圧を同時に測定するだけ
なので、
痛みはありません
薄手の服ならそのままで測定できます。


○脈波伝播速度
心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度のこと。血管が硬い程、その速度は早くなります。
○上腕と足首の血圧比
足首と上腕の血圧比を測定することで血管の狭窄の程度が分かります。健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が脂質等で詰まったりすると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなります。


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