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e-スタイル > お医者さんに聞いてみよう! > 自分の歯で食べられるしあわせ




医療法人 加藤歯科医院
院長 加 藤  徹(かとう・とおる)


1998年日本ヘルスケア歯科研究会発足と同時に、研究会の趣旨である「悪くなったところを修復するこれまでの歯科医療ではなく、健康を守り育て、発症前に病気をコントロールする歯科医療」に共感し、自医院の診療システムを予防中心型に転換。新たな歯科のかかり方の普及に努力中。

〒999-3765 東根市神町南2-2-50 TEL:0237-47-0648(ゼロムシバ)http://www.e-yamagata.com/town/09-12/0237470648/


医療法人加藤歯科医院
加藤 徹 先生

 全部で28本ある永久歯。しかし、患者さんなどに「いまあなたの歯は何本ありますか?」と質問しても、正しく答えられる方はほとんどいません。答えられたとしても、残っている歯が数本しかないような場合であり、たとえば自分の歯がすべて揃っていても、正しく答えられる方はほんの一握りでしかありません。自分の体の一部なのにどうしてなのでしょう?口の中を目で直接見ることができないから、ということだけの理由なのでしょうか?

 歯科疾患実態調査(平成11年 厚生省〈現 厚生労働省〉)の結果をみると、80歳の人の残存歯は平均8・2本で、50歳以上の人は十年間で平均5・4本の歯を失っているということがわかります。50歳を過ぎると、急に虫歯や歯周病が発症するからでしょうか?そうではありません。若い時に治療した歯が、詰め物の周りから新たに虫歯になり、再治療を繰り返しているうちにダメになったか、気付かぬうちに歯周病が進行してしまい、手遅れで抜歯せざるを得なくなった場合がほとんどなのです。

 歯を失う原因のほとんどは、虫歯と歯周病です。どちらもほぼ原因が究明されており、適切な*1ホームケアと定期的な*2プロフェッショナルケアによって予防が可能な疾患と言えます。

    *1ホームケア…家庭での歯磨き・歯間ブラシ・飲食回数のコントロールなど
     *2プロフェッショナルケア…専門家(歯科医師や歯科衛生士)による歯のクリーニングなど




年齢階級別1人平均残存歯数
 ところで皆さんは「8020運動」をご存知ですか? 80歳で20本の自分の歯を残すことを目標に、厚生労省と日本歯科医師会が一九八九年から提唱している運動です。20本の歯が残っていれば、義歯などのお世話にならずに、ほとんどの食物を噛むことができると言われています。

  「食べることは、生きること」。口から食べ物を摂ることは、生きていく上で最も基本的なことですが、最も大事なことでもあります。豊かな老後を送る上で、”お口の健康”が大変重要視されるようになってきました。さあ、あなたもかかりつけ歯科医(歯科衛生士)を持って、”お口の健康”を守っていきましょう。豊かな老後は、ご自分で獲得しましょう。


お口の健康 YES NO テスト
あなたも8020達成者になれる? YESの数はいくつ?
1. 毎年1〜2回、歯医者さんで歯科健診(口の健康診断)を受けていますか?
2. 歯医者さんで定期的に歯面清掃や歯石除去を受けていますか?
3. 虫歯や歯周病などは、すべて処置済みですか?
4. 歯医者さんに通いだしたら、治療が完了するまで通い続けますか?
5. 現在、28本すべてが自分の歯ですか?
6. 差し歯や入れ歯を含めれば、歯が28本すべて揃っていますか?
7. 歯周病(歯肉炎や歯周炎)の兆候がなく、健康な歯ぐきを保っていますか?
8. 歯並び、噛み合わせ、歯ぎしり、口臭などの悩みのない良好な状態ですか?
9. 食後はもちろん、間食後も必ず歯みがきやうがいをしていますか?
10. 歯ブラシだけではなく、歯間清掃用具も使っていますか?

お口のアドバイス
0〜2 ちょっと残念な結果ですね。まず、歯医者さんへ行って歯の健康診断を受けることから始めましょう。
3〜4  信号にたとえるなら、黄から赤に変わった状態と言えそうです。口の健康への関心を深め、生活習慣をもう一度見直してみましょう。
5〜7 わかってはいても実践に結びつかない部分があるのでは?あなたに最適なオーラルケア法の指導を受けて、家庭で実行してください。
8〜10 オーラルケア意識がきわめて高く、しかも実行力に富んだ方です。あなたなら、きっと8020の達成者に!
 
 
  (出典:8020推進財団ホームページ http://www.8020zaidan.or.jp/

【荘内銀行情報誌『凛』19 2005秋号 より転載】


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