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熱中症を予防して夏を乗り切ろう!

古川先生


医療法人 古川医院
院長 古川 和秀
(ふるかわ・かずひで)
昭和41年 岩手医科大学医学部卒業
昭和48年 現在地に開業
平成14年〜平成19年 米沢市医師会会長


〒992−0012 米沢市金池2−6−35 
TEL:0238−21−1060
院長:古川和秀(小児科) 副院長:古川匡和(消化器科)



 昨年の夏は、日本全国で異常的な暑い夏になりました。岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市では、最高気温40.9度を観測し、山形市が持っていた日本の最高気温40.8度(1933年)を上回り、74年ぶりに首位の座を明け渡しました。
 この猛暑により、熱中症患者も急増。昨年5月〜9月の患者発生数は、東京都だけでも1268人に上り、調査を開始した2000年以降最多となりました。 

 
 気温の上昇は、地球温暖化の大きな要因になっています。環境省によると、2100年には、日本の気温は現在より4度近く上昇し、夏の降水量は多い所で約20%増加、水害リスクが高まり、熱中症患者も増えると言われています。「このまま地球温暖化が進めば、2040年には都内だけでも熱中症患者が最大5000人に増える」と、国立環境研究所の小野雅司・総合影響評価研究室長は予測しています。

 熱中症は、屋外労働やスポーツをする人だけに起こる特殊な事故ではありません。実は、高齢者に多く、屋内でも起きています。住居の中での熱中症など、昔の日本の家では考えられないものです。しかし、最近の家やさまざまな建物は、機密性が非常に高くなってきています。屋内にいるときでも、十分な注意が必要です。


熱中症とは
 熱中症は、暑熱環境(体の中と外の“あつさ”)によって引き起こされるさまざまな体の不調全般の総称で、熱失神、熱疲労(熱ひはい)、熱射病、熱けいれんに分けられます。熱中症の起こり方を知って、適切に対処していれば、熱中症にならないように予防できます。
熱中症とは


熱中症が起きる状況
環境:気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い。
   例えば・・・工事現場、運動場、体育館、家庭の風呂、機密性の高いビルやマンションなど
体:激しい運動や労働によって、体内に熱の産生が多くなる。
   例えば・・・運動会、マラソンなど。



熱中症になりやすい人
 男性(女性の倍の確立)、脱水症のある人、高齢者、肥満の人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人。



熱中症による死亡者
 1968年から2004年までの37年間で、日本では5079人が死亡しています。内訳は、男性3184人、女性1895人です。



熱中症の予防
 暑さを避ける、こまめに水分を補給する、部屋の風通しをよくする、急に暑くなる日には特に注意。 

 また、高齢者の場合は入浴や寝ている間も注意が必要です。
 入浴はぬるめの温度で短時間に。寝る前には水分をしっかり補給。枕元にも水分を準備してのどが渇いたり、夜中トイレに起きたときに、補給しましょう。

 今年の夏も厳しい暑さが予想されます。熱中症にならないように適切な予防をし、暑さを無事に乗り越えましょう。熱中症の予防
【荘内銀行情報誌『凛』30 2008夏号 より転載】


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