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糖尿病による網膜症

滝沢先生


滝沢眼科
院長 滝沢  元(たきざわ はじめ)
 昭和41年 新潟大学医学部卒業。昭和54年 荘内病院眼科勤務。
 昭和61年 現在地に開業。
 趣味:クラシック音楽、鶴岡江戸川交流合唱団会長。


〒997-0034 鶴岡市本町3−7−65 
TEL:0235−25−2533



 過食の時代を反映して、糖尿病患者数がじわじわと増えてきています。糖尿病が怖いのは、全身にいろいろな合併症を引き起こすことです。特に、目に障害が起きてくると、すぐに視力が低下し、最終的には失明する危険があります。

網膜症はどう進む?
 糖尿病が長く続くと、網膜の毛細血管がもろくなったり、内腔が詰まったりして、血液が行きわたらない部分があちこちに出来てきます。すると、網膜に酸素が行きわたらず酸欠になり、それを補うため新しい血管(新生血管)が発生します。しかし、この新生血管は非常にもろく、破れ易く、破れると大出血します。

  また、もろくなった毛細血管から血液成分が染み出し、網膜が水浸しになり視力が低下します。さらに悪化すると、眼球内に増殖物が発生し、網膜剥離が起こったり、緑内障を併発したりします。病歴が長くなるにつれ、この変化が少しずつじわじわと進行します


網膜症の治療法
 何よりも、食事と運動を基本とした薬剤内服、インシュリン注射による血糖の
コントロールに尽きます。

 網膜に対する治療としては、網膜光凝固法があります。
 血管が行きわたっていない所をレーザー光線で焼いて、新生血管の発生を抑えたり、網膜浮腫の軽減を図ったりします。
 ただし、網膜症が進みすぎると光凝固による治療だけでは難しく、網膜、硝子体の手術が必要となります。

  網膜症の進行を抑えるには、内科で血糖コントロールを十分に行うと同時に、眼科で定期的に眼底の検査を行うことが大変重要です。そして、もし悪化するようなら、消炎剤、血管強化剤の内服や、光凝固を行い、進行の防止に努めてください。

  手遅れにならないよう、早期発見、早期治療に努めましょう。


糖尿病網膜症を予防しよう!!

●血糖コントロールを良くする。
●早期発見・早期治療のために、
 症状がなくても眼科で定期的に
 眼底検査を行う。
●万一、糖尿病網膜症が進行したら
 眼科で治療(網膜光凝固法・
 硝子体手術など)を受ける。
 糖尿病網膜症の進み方


【荘内銀行情報誌『凛』31 2008秋号 より転載】




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