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骨粗鬆症と運動療法  

本間先生


医療法人健友会 本間病院
院長 本間 修
(ほんま・しゅう)
 昭和54年 金沢医科大学医学部卒業。
金沢市城北病院、医療法人健友会本間病院、新潟県立新潟がんセンターなどに勤務。昭和62年より医療法人健友会本間病院に外科医として勤務、平成16年法人の副理事長ならびに病院長を務める。日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定健康スポーツ医。


医療法人健友会 本間病院
〒990-0044 酒田市中町3-5-23 
TEL 0234-22-2556
月曜日から金曜日の内科・外科の外来診療は、併設する「のぞみ診療所」にて実施
ホームページアドレス http://www.kenyukai-sakata.jp/




 骨粗鬆症は、骨が弱くなって骨折しやすくなる病気です。外来診療では高齢者の骨粗鬆症の患者さんが多く、また、入院でも骨折術後のリハビリ目的の患者さんが多くなっています。
 そこで今回は、骨粗鬆症と運動の関係についてお話します。


骨粗鬆症患者の年齢発症率
 女性は、40歳を過ぎると骨粗鬆症になり始め、加齢とともに増加し、65歳以上で約半数、80歳以上では約3分の2が骨粗鬆症の状態です。平均寿命が85歳であることを考えると、多くの方が65歳〜85歳までの20年間、骨粗鬆症とつきあうことになります。一方男性は、80歳で約2分の1が罹患しますが、女性ほど悩ましい病気ではないと言えます。
骨粗鬆症患者の年齢と発症率

骨を弱くする生活習慣
 骨粗鬆症の原因は、病気や手術、遺伝などの要因を除いた場合、生活習慣として次の3点が上げられます。
1.普段からの運動不足の人
2.ダイエットなどでカルシウムを中心とした栄養不足に陥っている人
3.日光浴が不足している人
 
 
運動療法の効果
 運動の強さが強いほど、運動の時間が長いほど骨は丈夫になり、運動の内容によっては薬より効果的に骨密度を増加させることができます。
 歩く速度が早い人ほど骨折は少なく、寿命も延びます。強い運動を短時間行うより、安全で快適な運動を長時間行う方が効果的です。平衡感覚、俊敏性といった多目的性を持たせたウオーキングが最適。朝や日中の散歩だけで、皮膚のビタミンD産生に必要な紫外線量も充分です。
 また、日常活動性スコア(※1)が高いほど、骨密度が上がり転倒も少なくなります。
 大腿骨頚部(※2)の骨強化と股関節周囲の筋肉強化に効果的な体操を紹介します。
 ただし、膝などに障害のある人は無理をしないでください。
 日常の運動習慣の大切さを理解し、効果的な運動内容を選択して、骨粗鬆症の予防に積極的に取り組んでください。
運動療法の効果
※1 日常生活のきつさを、家事、仕事、趣味の3分野について6段階に分け、採点した合計
※2 太ももの骨の脚のつけ根に近い部分
【荘内銀行情報誌『凛』34 2009夏号 より転載】

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