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e-スタイル > お医者さんに聞いてみよう! >歯槽膿漏(歯周病)のこと


 




かきざき歯科医院
院長 柿ア 勝幸
(かきざき かつゆき)
趣味:家族?
1969年3月1日生まれ
1993年3月 松本歯科大学卒業
1993年4月 山形大学 医学部歯科口腔外科学教室
1998年11月12日 かきざき歯科医院開院

かきざき歯科医院
●住所:新庄市鉄砲町2-6
●TEL:0233−23−8218
・1998年11月12日 開院
・車いす対応のスロープ、バリアフリー、障害者用トイレ・診療台などあり
・スタッフ8名

 駐車場から診療設備など、バリアフリーを整えています。また、白衣に恐怖心を感じる患者さんも多いことから、全員白衣は着ていません。お子様の治療時には予防のガムを差し上げるなど、ちょっと変わった歯科医院です。





 歯槽膿漏は、「歯周病」という感染症(細菌・真菌・ウィルス等に感染して起こる病気の総称)であることをご存じでしょうか。歯周病は、人類史上最も感染者の多い感染症とされ、ギネスブックにも登録されています。今回は、歯周病ついてご説明します。

 歯周病の原因は、「歯垢」という白色または黄白色で粘着性の付着物と、その歯垢が石のように堅く強固に歯に付着した「歯石」です。歯垢や歯石には約400種類の細菌が存在しており、その中に虫歯や歯周病を引き起こす細菌がいます。この細菌が歯と歯茎の間に入り込んで毒素を発生させることで歯周病が進んでいきます。


 軽い歯周病の状態が「歯肉炎」です。そしてだんだん歯周病が進行していくと「歯周炎」になります。それぞれの段階には、下のような自覚症状が見られます。


 予防にはブラッシングが重要です。歯垢は、薬品だけでは取り除きにくい状態にあり、きちんとブラッシングをしない限り除去できません。また、歯石になってしまった場合は、ブラッシングでも除去できないため、歯科医院を受診していただき歯石除去を行います。これが予防であり治療の一つでもあります。
 治療方法は、症状の状況によって異なりますが、早期の受診と、定期的なケアは必ず必要です。

 歯周病は、全身のさまざまな病気と関連していて、糖尿病などは、それぞれが悪化するなどお互いに悪影響を及ぼすと言われています。糖尿病の患者さんで、重度の歯周病もある患者さんに歯周病の治療を進めていったところ、血糖値が下がる傾向にあったという報告もあります。
 このほか、歯周病になっている場合に、心筋梗塞・狭心症、早産や低体重児の出産などを引き起こしてしまうという報告もあります。
 歯周病は、気づかない間に進行していきます。初期では自覚症状はあまりなく、ブラッシング時の出血なども一時的なもので済むこともあります。しかし、目に見えないところで進行し、気がつくと歯が動き出すなど末期の状態になっていることもあります。
 繰り返しになってしまいますが、定期的に歯科医院でケアを行い、初期の段階での治療や、予防をお勧めします。
【荘内銀行情報誌『凛』39 2011夏号 より転載】

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