 |
日本における乳がん患者の増加は著しく、一生の間には女性16人に1人が乳がんにかかるとされています。一年間に5万人近くの方が乳がんにかかり、約1万2千人の方が乳がんで亡くなっています。
他のがんと比べると若い人にできやすく、40歳代で一番多くなっています。そのためか、年配の方の中には、自分は年をとったのでもう乳がんにはかからないだろうと考える人もあります。しかし、年配の方でも、40歳代の4分の3程度の割合で発症し、30歳代の人より多くなっています。また、これからも増えていくと予想されており、80歳を過ぎた方にも発症します。
|
 
|
 |
他のがんに比べると乳がんは治りやすいのですが、治療後5年あるいは10年以上経ってからも再発することがあります。薬だけで治ることはなく、手術が必要です。昔のように乳腺全部はとらずに済むケースが増えてきましたが、半数近くの方が片側の乳房を全部とらざるを得ないのが現状です。残せた場合でも、元通りの形にはできないこともあります。
小さいうちに発見すれば、それだけ小さい傷で治せますし、治る可能性も高くなります。したがって早期発見が非常に大切です。乳がんのでき始めは、何も症状がないことがほとんどです。たまに乳首からの血性分泌物があって見つかることはありますが、痛みはないことのほうが普通です。しこりが小さいと、医者が触診してもわかりません。
そこで重要なのが、マンモグラフィ検診です。これは、年齢の高い人でより効果を発揮します。マンモグラフィでは、乳がんは腫瘤(しこり)や石灰化で発見されますが、いずれもレントゲン上は白く写ります。正常の乳腺も白く写りますが、年齢が進むと脂肪に置き換わり黒く写るようになります。黒い所に白いものがあると見つけやすくなりますので、年齢の高い人のほうが、マンモグラフィで乳がんが見つかりやすくなります。
皆さん、乳がんの早期発見のために、定期的にマンモグラフィ検診を受けましょう。
|


|
|