平成15年3月15日(土)
オリジナル曲歌い卒業半年前から曲作り
20日の本番に父母と大合唱 若浜小6年生
 酒田市の若浜小学校 (大川拡校長) の6年生が、 今月20日の卒業式で披露する合唱曲を自分たちで作詞・作曲した。 半年前から曲作りを始め、 今は本番を直前にコーラスに磨きをかけている。
若浜小6年生
自作の歌 「かがやく未来へ」 の合唱練習に取り組む若浜小6年生
 昨春、 2クラス合わせて55人の6年生が一緒に取り組む総合学習のテーマを決める際、 「自分たちの手で何かを作りたい」 という声が上がり、 卒業式用のオリジナル曲を作ることにした。 夏休み後の昨年9月から本格的に取り組んだ。

 歌詞はみんなで話し合いながら少しずつ決めた。 メロディーは1人ひとりがピアニカを使って考えたものを調整しながらつなぎ合わせ、 今年1月に完成した。
  「旅立ち」 をイメージした曲のタイトルは 「かがやく未来へ」 。 「いつかまた会える日まで/この歌を忘れず/僕たちの思いを乗せ/ここから走り出そう」 「傷ついたランドセル/落書き残る机/今は宝物に変わり/全すべてが懐かしい」 という歌詞には、 希望に満ちて中学校へ進む思いが込められている。

 先月10日の授業参観で披露したところ、 父母たちから 「一緒に歌いたい」 という希望があり、 卒業式では卒業生と父母が一緒に、 男声と女声パートに分かれて合唱することになった。

 卒業式のリハーサルなどで練習している子供たちは 「卒業に向けた自分たちの思いを込めた良い歌になった。 卒業式では歌詞をかみしめながら歌いたい」 と話していた。 父母たちは夕方から学校に集まって練習を重ね、 本番に備えている。


城下町に新たな観光拠点 風間家旧別邸無量光苑釈迦堂
 庄内藩の御用商人で鶴岡一の豪商・風間家の別邸として創建された鶴岡市泉町の 「風間家旧別邸無量光苑釈迦堂(むりょうこうえんしゃかどう)」 (国指定登録有形文化財) と庭園が、 来月10日から一般公開されることになった。 国指定重要文化財で先に公開されている旧風間家住宅 「丙申(へいしん)堂」 とともに明治期の豪商の名残を伝える建造物として、 城下町の新たな観光拠点となりそうだ。  「風間家旧別邸無量光苑釈迦堂」
来月から一般公開されることになった 「風間家旧別邸無量光苑釈迦堂」
 無量光苑釈迦堂は1910 (明治43) 年、 南に約50km離れた丙申堂の別邸として建てられ、 主に来客の接待などに使われた。 52年から風間家9代目当主・風間真一さんの私邸として使われている。

 木造平屋建て入り母屋造り銅板ぶき、 床面積は77.92u。 上 (12畳半) 、 下 (10畳) の座敷と、 前室 (4畳) の3室があり、 良質の杉材を使った数寄屋風建築。 一部改修され創建時より小さくなっているが、 構造や意匠に優れ、 県内の別邸建築を考える上で貴重として、 2001年12月に国の登録有形文化財に指定された。

 風間家は代々、 浄土真宗への信仰が厚く創建時から 「無量光」 の額が掲げてあったことから、 8代目・幸右衛門が建物と庭園を合わせて 「無量光苑」 と命名。 さらに真一さんが床の間に石仏釈迦像を安置し、 無量光苑釈迦堂となった。

 広さ約2,700uの庭園は、 樹齢200年を超えるソメイヨシノ、 山桜や枝垂れ桜、 ツヅジやモミジ林など数多くの花木がある。 築山に沿ってツツジがいっせいに咲く時期が最も華やかで美しいという。

 一般公開は登録有形文化財に指定された後から検討。 正門や邸内の土蔵、 外塀などの追加指定も確実となり、 正式に決めた。

 風間さんは 「別邸には庭園があり、 丙申堂と合わせて見学してもらえれば、 趣の違いを楽しめる。 公開が軌道に乗ったら催し物なども考えたい」 と話している。

 管理・運営は丙申堂とともに風間史料会が行う。 観光客への対応や庭内の清掃などはボランティア組織を立ち上げることも検討している。

 公開期間は4月10日から11月末日までの予定。 入場料は大人200円、 子供100円。 問い合わせは丙申堂内の風間史料会=電0235 (22) 0015=へ。

(荘内日報社提供)
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