平成15年3月22日(土)
山大農学部 身近な題材分かりやすく
 
高校生が授業体験
山形大農学部の体験型公開授業
「果実が軟らかくなる仕組み」 をテーマにした山形大農学部の体験型公開授業=21日午前
 山形大農学部の体験型公開授業が21日、 鶴岡市の同学部先端教育研究棟で始まった。 地元などの高校生が、 教授らを講師に、 「果実が軟らかくなる仕組み」 をテーマにした授業や実験を体験している。 中・高校生に大学の授業を分かりやすく説明し、 科学への興味を持ってもらおうと、 2001年度から開いている。 今回は23日まで3日間の日程で、 講義と実験を組み合わせたプログラム。 同市をはじめ朝日村、 新庄市、 最上町などから高校生男女15人が受講した。
 初日午前中は、 西沢隆助教授が 「果実の定義とその起源」 、 村山秀樹助教授が 「果実の品質を保持する方法」 と題し講義。 成熟などを促す植物ホルモン 「エチレン」 の働きなどについて説明した村山助教授は、 「エチレンの出る量や生成される時期を遅らせたり、 呼吸を少なくするため低温貯蔵すれば、 果物の食べる期間を長くすることができる」 と説明。 また、 低温貯蔵する場合には低温障害を受けやすい果実もあることを説明し、 「例えば安全温度が4.5度のスイカは、 食べる直前に冷蔵庫に入れるとおいしく食べられる」 と説明した。

 午後は、 リンゴなどのエチレン濃度を測定する実験に挑戦した。


風間家旧別邸 「無量光苑」 表門など5件歴史的景観に寄与
国の登録有形文化財指定へ
 鶴岡市泉町の 「風間家旧別邸無量光苑(むりょうこうえん)」 の土蔵や表門など主屋(おもや)周辺の建造物五件の国の登録有形文化財指定が20日、 国の文化審議会 (高階秀爾会長) から文部科学大臣に答申された。

 風間家は幕末に鶴岡1の豪商となった庄内藩の御用商人で、 明治期に庄内で酒田の本間家に次ぐ大地主となった。 無量光苑は1910 (明治43) 年に建てられ、 主に来客の接待などに使われた。 52年からは9代目当主・真一さんの私邸として使われている。 主屋 「釈迦堂」 は昨年2月、 国の登録有形文化財となった。
風間家旧別邸無量光苑の表門
国の登録文化財指定が決まった風間家旧別邸無量光苑の表門

 今回の指定は明治初期から末期にかけて建てられた土蔵、 表門、 中門、 北門、 板塀の5件。 土蔵は2階建て切り妻造りで、 小規模だが良材を使い、 柱を密にした丈夫な造り。 表門は両袖付きの 「薬医門形式」 で、 棟上にしゃちほこ型の飾り瓦を置くなど、 表門にふさわしい格式を備えている。 敷地の西側に建つ板塀は小屋根付きで、 簡素だが大きめの礎石を使ったていねいな造りとなっている。

 登録基準で表門、 中門、 板塀が 「国土の歴史的景観に寄与」 、 土蔵と北門が 「造形の模範」 に該当するとされた。

 今回は全国で157件 (80カ所) が答申され、 県内では風間家だけ。 これで県内の国登録文化財は53件、 鶴岡市では12件となる。

(荘内日報社提供)
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