| 鶴岡市は、 妊婦の健診を公費で賄う市妊婦健康診査で、 新たにC型肝炎ウイルス
(HCV) 抗体やABO血液型など4種類を加えるなど検査項目を大幅に見直し、
今月から新たな受診券の発行を始めた。 |

検査項目を見直した鶴岡市妊婦健康診査の新しい受診券の一部 |
妊婦健康診査は1970年ごろ、 県事業として始まった。 妊娠届を提出すると、 母子手帳とともに受診券が発行され、
妊娠前・後期の2回、 定められた検査を無料で受診できる。 97年度からは母子保健事業の移管に伴い市町村が実施している。
検査項目は全国的に制度スタート時のものを踏襲。 1回で十分な抗RH因子や梅毒の検査がともに前・後期に盛り込まれていた一方、
HCV抗体検査などはなく、 妊婦が自己負担で検査する例も少なくなかったという。
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このため鶴岡市では、 市の負担を変えずにより効果的な検査にしようと、 鶴岡地区医師会の協力で全面的に見直した。
新受診券では後期の抗RH因子と梅毒など5種類の検査をやめる。 一方、 前期にHCV抗体、
授乳で母から子へと受け継がれる成人T細胞白血病 (ATL)、緊急出血に備えた不規則性抗原体、
ABO血液型の4種類を加えた。
全妊婦が対象の超音波検査 (2回) を含め、 市が負担する1人当たりの前・後期診査経費は、
従来より2,160円増の24,620円となる。 診療報酬改定に伴う増額分などを除くと、
実質的な増額は100円程度という。 年間約900人の利用を見込む。
同時に、 受診できる医療機関の地域なども見直した。 従前は県医師会に委託し県内の医療機関ならどこでも受診できたが、
県外では受診できなかった。 新受診券は各医療機関との個別契約となるため、 事前に市に連絡すれば県外での受診も可能。
すでに鶴岡地区医師会加盟医療機関、 県立日本海病院 (酒田市) とは契約を結んでいる。
市健康課では 「他市町村にも波及し、 より利便性が高まる」 と期待。 これまでの受診券は医療機関などで新受診券と交換できる。
問い合わせは市健康課=電0235 (25) 2111、 内線130=へ。 |