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平成15年12月9日(火)
藤沢作品 公開は05年春以降 「蝉しぐれ」 映画化 松ケ岡に野外セット
監督は黒土三男氏 主役は市川染五郎 ヒロイン木村佳乃
 鶴岡市出身の作家・藤沢周平氏の代表作の一つ、 「蝉しぐれ」 が映画化される。 監督は今夏にNHKで放映された同名の時代劇ドラマの脚本を手掛けた黒土三男氏。 主役の牧文四郎には映画初出演となる市川染五郎、 ヒロインのおふくには木村佳乃などが決まった。 メーンロケ地となる羽黒町松ケ岡にはすでに江戸時代を想定した茅かや葺ぶきの家屋など野外セットが完成し、 今月中旬にも撮影がスタートする。 公開は2005年春以降となる予定。
 ロケ地は羽黒町や鶴岡市など県内全域を予定
映画「蝉しぐれ」のメーンロケ地となる羽黒町松ケ岡に建てられた海坂藩を想定した野外セット

  「蝉しぐれ」 は、 架空の東北の小藩・海坂藩を舞台に非業の死を遂げた父の仇を討つため、 微禄の武家の青年が悲運と忍苦を乗り越えていくというストーリー。 鶴岡市をモデルにしたとされる藤沢さんの 「海坂藩もの」 の作品の中でも傑作とされる。

 監督の黒土氏は、 小説 「蝉しぐれ」 に感銘を受け、 生前の藤沢氏に映像化を交渉するなど十数年の月日をかけて構想を温めてきたという。 映画では脚本も手掛ける。 キャストは市川、 木村の両主演のほか、 文四郎の友人の大和田逸平にふかわりょう、 島崎与之助に今田耕司、 母の登世には原田美枝子ら。

 映画の主な情景は夏だが、 四季の情景を織り込むため撮影は来年秋まで1年をかけて行われる予定。 すでに先月から京都や新潟などで実景撮影がスタートしている。 ロケ地は羽黒町や鶴岡市など県内全域を予定。

 このうちメーンロケ地となる羽黒町松ケ岡地区の約1万坪の畑地には、 自然の風合いを加えるためすでに今秋、 文四郎の生家となる茅葺きの長屋などが建てられた。 積雪状況をみながら今月中旬にも撮影が始まる予定で、 地元エキストラらが参加して子供が雪で遊ぶシーンの撮影が行われる。 メーン撮影は来年6月から8月にかけて行われる。

 一方、 今月下旬にも関係自治体や民間企業などで構成する支援実行委員会を設立する予定で、 地元ロケを全面的に支援していく。

 映画の完成は2005年2月、 公開は東宝系で同年春休みか5月の連休となる見込み。


本年産水稲の最終収獲量作況指数 3番目の不作
 農水省山形統計・情報センターは8日、 県内の本年産水稲の最終的な収穫量を発表した。 県平均の作況指数 (平年=100) は92、 10アール当たり収量は547キロとなり、 平年より46キロ減少した。 庄内地域の作況指数は94で、 収量は562キロとなった。

 県平均の作況指数92は、 現在の統計方式となった1953 (昭和28) 年以降では、 93年の79、 71年の90に次ぎ、 95年などと並んで3番目の不作。 本年産米の作柄は、 6月下旬以降の低温・日照不足で出穂最盛期が平年より6日遅い8月11日となった。 さらに7月下旬から出穂期にかけての天候不順で山間部を中心に不稔などが発生し、 その後の低温・日照不足で登熟が緩慢となり不良となった。

庄内収量562キロ
 県内4地区別の10アール当たり収量は、 庄内が562キロ (平年597キロ) 、 村山が549キロ (同598キロ)、 最上が495キロ (同569キロ) 、 置賜が557キロ(同598キロ) 。 地区別の作況指数は庄内が94で最も高く、 置賜は93、 村山は92、 最上は87。

 主要品種別の作況指数は、 はえぬきが93、 あきたこまちは83、 ひとめぼれは97となった。

 県全体の収穫量は37万8,000トン。 作付け面積が前年比で2.0%減少したうえ、 昨年は作況指数が101だったことから、 前年比で4万5,000トン減少。 地区別では庄内が15万1,700トン (前年比1万5,000トン減) 、 村山が9万600トン (同1万500トン減) 、 最上が5万4,900トン (同1万600トン減) 、 置賜が8万800 トン(同9,000トン減) 。

 気象や病害虫による被害量は7万3,900トン。 被害率は18.0%で平年を9.3ポイント上回った。 気象被害は、 低温・日照不足で山間部の早稲種を中心に不稔などが発生したことと、 全般的に登熟不良となったため、 平年被害率を8.0ポイント上回る14.9%となった。 病害は穂いもちの発生で1.1ポイント上回る2.7%、 カメムシ類などによる虫害は0.4%で平年を0.2ポイント上回った。

 東北平均の作況指数は80。 青森53、 岩手73、 秋田92、 宮城69、 福島89。 全国平均は90となった。

(荘内日報社提供)
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