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「大督寺」は、作品「義民が駆ける」に登場する現存のお寺である。
酒井家の善政が、松代から移って200年も続いている庄内藩に、幕府から突然長岡へ国替するよう沙汰が出た。藩主と領民の絆は強く、墓を掘り返して長岡に運ぶのも一大事である。だが幕府に不服を唱えるのは断罪される大きな危険がある。
信じられないことであるが、史実に領内の農民が江戸に駕籠訴し沙汰を覆した記録がある。徳川時代の大名家は250ほどあったと言われるが、国替えが一度もなかったのは庄内藩だけである。藩主と領民の絆が幕府を動かし、大逆転を演じたことは、徳川幕府の絶対的な体制にあった当時としては、異例中の出来事と言える。 |
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この快挙をモデルに書かれたのが「義民が駆ける」である。緊迫感のある展開の中で、幕府の沙汰を覆した痛快さを味わう傑作である。
庄内藩は戊辰戦争に敗れた時にも転封の命令があった。しかし官軍西郷隆盛は、藩主と領民のあまりにも強い絆に感心して取止めた。いまも酒井家と庄内市民の絆は続いている。
大督寺には庄内藩主酒井家累代の墓が、藩祖忠次を除き全てこの墓所にある。 |
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「義民が駆ける」酒井家累代墓所
大督寺 |
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| [DATA 2004.12.06] |
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