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「本町二丁目」は、作品「三屋清左衛門残日録」では「花房町」と呼んでいる。
三屋清左衛門は、ある程度出世して定年円満退職をした、現代にも同じ境遇の人が多い人物像である。難事件を解決する小気味良さに共鳴したり、脇役の町奉行佐伯熊太や嫁の里江、小料理屋「涌井」の女将みさとの会話に、現役時代の懐かしい出来事を思い出す。
案内標柱は七日町通り三浦屋の門の脇にある。清左衛門が冬の寒い日に
「ほどよい寒さと肴で酒が旨かった」
と感慨に耽るシーンがあるが、庄内の酒と肴は実に旨い。清左衛門の好物は「風呂吹き大根に茗荷」「サクラマスの焼き魚」「シラガニ」であり、佐伯熊太は「赤かぶ漬」が好物である。 庄内名物には「寒鱈汁(タラのドンガラ汁)」や「カラゲ(エイの干物)」「ハタハタの湯上げ」「クチボソの焼き魚」「民田茄子」「しめじ」などがあり、小説の中に登場する。
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残日録の文中で心に残るのは、若い頃に殿様に聞かれるままに友人 小木慶三郎の噂話をしたこと。その後友は左遷され不遇に過ごしているのは、自分の噂話のためかと気になって苦しい夢を見る。死ぬまで悪夢を見続けてはかなわないから、久し振りに友を訪ねて話をしてみると、左遷の原因が清左衛門には無いことが判りホットする。
晩年に過去を振り返ると、清左衛門の秘めた悩みは、高齢者層に相通じるものがある。藤沢周平フアンが高齢者に多いのは、似通う人生の喜怒哀楽を巧みに突いているからである。 |
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三屋清左衛門残日録の案内標柱
三浦屋 |
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| [DATA 2004.12.28] |
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