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海坂藩研究所 > 藤沢周平の世界を訪ねて > 12. 鶴岡公園(花のあと)
はじめに
1 金峯山
2 高坂
3 民田
4 湯田川温泉
5 井岡寺
6 小真木
(日枝神社)
7 内川(筬橋)
8 総穏寺
9 大督寺
10 本町二丁目
(七日町)
11 庄内藩校致道館
12 鶴岡公園
13 家中新町
14 内川
(三雪橋)
15 大泉橋
16 龍覚寺
17 般若寺
18 善宝寺
(連載終了)
 「鶴岡公園」は、作品「花のあと〜以登女お物語」の舞台になった鶴ケ岡城跡の公園である。鶴ケ岡城は平城で天守閣は無いが、お堀と緑の木々が水面に映えて美しい。春は桜の名所として知られ、秋は鮮やかな紅葉が見事に展開する。

 「花のあと」の一節に、
「水面にかぶさるようにのびているたっぷりした花に、傾いた陽射しがさしかけている。その花を、水面にくだける反射光が裏側からも照らしているので、花は光の渦にもまれるように、まぶしく照り輝いていた。」
 という美しい描写がある。
 以登は花見の季節での出会いに、ほのかな恋心が芽生えたが、封建的な武家制度の中では家柄・格式が邪魔をする。花の盛りが終わり、悲しげに見える眺めに、以登は去るに忍びない気持ちになったという。添えなかった初恋の相手江口孫四郎が罠に掛って死ぬ。その仇討ちをすることになるが、この悲劇の発端は花見の時の出会いから始まったのである。
「花のあと」
鶴岡公園 鶴ケ岡城跡案内標柱
「蝉しぐれ」
鶴岡公園の桜並木とお堀
[DATA 2005.1.26]
関連リンク:
故郷「庄内」を作品に辿る「花のあと」
藤沢周平の世界を訪ねて
「Vol.4 湯田川温泉(花のあと)」


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